高病原性鳥インフルエンザの病原性とはどんな意味ですか?
1 病原性とは、どの程度重篤な疾病を引き起こすか、ウイルスの能力を示しており、 高病原性ウイルスは、低病原性より、危険であることを意味します。
低病原性鳥インフルエンザ(LPAI)は一般に、軽い症状を引き起こします。感染した鳥は、外見上は病気には見えない場合もあるため、発見されないこともあり得ます。通常、このようなウイルスにより、大量の鳥類が死ぬことはありません。この疾病は鳥類において非常によくみられるもので、ヒトにとっての脅威はほとんどありません。しかし、低病原性株は、高病原性株へ変異する潜在的可能性を持っているため、常時監視していく必要性があります。
高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)は、感染が始まると鳥の群れの間で急速に広まります。非常に深刻な疾病で、通常は症状が明白に現れます。致死率も高く、48時間以内に群れの全てが死滅することもあります。多くの場合は、低病原性で死に至らしめることはありませんが、もともと強毒株であったか、あるいは感染伝播の過程で変異が起こって、強毒株となる場合もあります。また、HPAIは、ヒトにとっても脅威となり得ます。
2 H5N1型鳥インフルエンザには、高病原性と低病原性タイプの両方が存在します。
現在流行中の鳥インフルエンザH5N1には、低病原性と高病原性の双方が存在していますが、1998年以降、数千万羽の鳥を死に至らせ、300人以上に感染させてきたウイルス株は高病原性ウイルス株で、アジアH5N1と呼ばれることもあります。専門家は、このウイルス株がヒトにおけるパンデミックを引き起こす可能性があるとより甚大な被害をヒトに引き起こすことを懸念しています。
低病原性H5N1も、北米をはじめとする各地で、野鳥の間に時々発生します(北米鳥インフルエンザと呼ばれることもあります)。このウイルスは米国で1975年、1986年、2002年に確認されており、そしておそらく2006年8月に発生した疾病もこの株であると推測されます。同様の株が2005年にカナダでも確認されました。

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